旧石器時代の沖縄
琉球列島の起源について。
中国大陸の東、九州と台湾をむすぶ約1200kmにおよぶ琉球列島の、
ほぼ中間から南の島々が沖縄県です。
そして、大小146の島からなる沖縄県と、
中国大陸との間には東シナ海が広がっています。
約2億5000万年前から約1億3000万年前にかけての琉球列島は、
まだ海底にありました。
約1500万年から1000万年前ごろに陸地化して中国大陸や九州とつながると、
ゾウやヤマネコ、シカなどが移ってきました。
このことは、「生きた化石」とよばれるイリオモテヤマネコの生息や、
アジア大陸や日本列島にすむ動物の化石が
琉球列島から数多く発見されていることからもうかがえます。
約1000万〜200万年前には琉球列島は再び切り離され、
約150万年前に中国大陸とつながりますが、約2万年前に3つの島嶼群に別れ、
氷河期の終了で海水面が約100mほども上昇したあと、
現在のような姿になったといわれています。
沖縄の最古の人骨は那覇でみつかった『山下同人』で、
いまからおよそ3万2千年前のものだと推測されています。
又1967年に具志頭村で発見された、『港川人骨』は
およそ1万8千年前のものとされ、
日本では初めて見つかった完全な形に近い旧石器時代人骨として有名です。
旧石器時代の一万年以上前の人骨化石は、
ふしぎなことに国内では沖縄からしか出てきません。
本土の火山灰の酸性の土は、人骨をとかしてしまいます。
しかし、琉球列島のサンゴショウの土は、
アルカリ性で人骨をとかさずに、化石にしてしまうのです。
2008年09月17日